2022.07.25
梅雨時期に起きやすいトラブルは
じめじめした梅雨時期に突入すると、おしゃれもなかなか楽しめずにいませんか?
梅雨季節に一番注意したいトラブルといえば、カビですね。
今回は衣類に生えるカビについてお話したいと思います。
カビが発生する原因は、なんと言っても、高い湿度ですが、その他にも養分や空気も不可欠なんです。湿度・養分・空気の条件が揃うと繁殖し始めてしまいます。
カビが好む湿度は80%以上で、温度20℃~25℃と言われています。
雨が降ると部屋の中もカラッとしなかったりしますよね。
この環境にしない為にも、除湿機やエアコンを利用して、湿度50%ぐらいに下げたい所です。
カビは葉緑素を持っていないので、何かに寄生し栄養分を取らなければいけません。
食べこぼしや皮脂汚れなどは、カビの養分になるので、まずは衣類を清潔に保つ事が大切ですね。
お洗濯を部屋干しする時の「いや~な臭い。」
これは、洗濯で落としきれなかった、皮脂汚れやタンパク質などが酸化して、雑菌が繁殖することによって起きるんですよ。
洗濯の段階でしっかり汚れを落とす事が大切なんですね。
★ 素材別で注意が必要なんです!!
特に注意したい素材は、皮革製品や天然素材ですね。
ウール→シルク→コットンといった順番で被害に遭いやすいです。
皮革製品といえば、靴も要注意ですね。履き終わったまま、下駄箱に収納すると、「カビまみれになった!」というご相談をお受けするそうです。
靴も衣類と同じで、こまめなメンテナンスが必要ですね。
→靴のメンテナンスのご相談はコチラ
★ 保管の前に注意したい事
クリーニングから戻ってきた衣類は、必ずビニールカバーを外してくださいね。
ビニールをかけたままクローゼットに収納してしまうと、湿気を溜めやすく、温度も上げやすいので、トラブルに陥りやすいですよ。
ビニールカバーはご自宅までの汚れ防止策ですから。
どうしてもカバーをかけたまま収納したい方は、不織布のカバーを利用されるといいいかもしれません。
★ 収納タンスの使い分け
湿気は重いので、下の方に溜まります。
なので、整理タンスは、上段にウール、シルクなどの衣類を入れて、中段にコットン、リネンの衣類を入れて、下段に合成繊維などを分けて収納すると良いです。
あとは、詰め込みすぎず、引き出しを開け閉めして、空気の流れを作ってあげる事で、風通しが良くなります。
除湿剤を利用される方も多いと思いますが、満杯になったら、こまめに交換してあげてくださいね。絶対に衣類につかないように注意してくださいね。変色の原因になりますから。
カビが衣類に繁殖してしまうと、繊維の中にどんどん根を食い込ませていきます。
イメージ的には、お風呂のゴムパッキンがカビで黒くなっていく感じに似ていますよね。
あの、カビを落とすためには、かなり強力な薬品を使用するのですが、それでも、根が入り込んだ物は完全に落とすことが出来なかったり。。。
同じ現象が繊維の中でも起きてる。って事は・・・???
繊維の中にカビの根が繁殖してしまった物はと~っても落ちにくいんです。
早めのご相談をオススメします。