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2022.07.19

ピリング除去でグレードアップ !

お気に入りのお洋服をず~っと着ていると、ポツポツと毛玉が出来てきますよね?
コレって、取り除くのに結構大変だったりしませんか?
「テレビを見ながらジョリジョリしてます!」という方もいらっしゃいますね(笑)
さて、今回は気付いたら、いつのまにか出来てしまっている、ピリングのお話です。

ぜ、ピリングになっちゃうの??
ほとんどの糸は短い繊維を紡績して、作られています。
その糸が生地になり、縫製されて、洋服が出来上がってくるんです。
なので、袖や脇の部分など、揉まれたり、摩擦が起きる部分は
すぐに毛羽立ちが起きてしまうんですね。
毛羽立ちは布などの表面が擦れ合う時に、
生地の繊維が柔らかい毛のように無数に立つことを言います。
その毛羽立ちや他の衣類品の毛羽が絡みあって、ピリングが発生するんですね。
ピリング(pilling)とは生地の表面が摩擦により、毛羽立って絡み合い、
小さな球状のピル(毛玉)を生じる現象の事をいいます。

ピリング(毛玉)の発生しやすい条件とは?
毛玉は冬場のニットに限らず、Tシャツ、トレーナーなどにもよく出来たりしますよね。
しかも、他の衣類の毛羽なんかも一緒に絡まってしまったら、
その部分だけ、黒く見えたりして、汚れが落ちていないように思えますよね。
せっかく、染み抜きしても薄汚れて見えたり(>_<) でも、毛玉と汚れは全く別物なんですよ! 汚れた毛玉は取り除いてあげることで、だいぶ衣類が綺麗に見えますよ。 毛玉が起きやすい素材といえば、 アンゴラ、カシミアなどの柔らかい繊維は毛羽が発生しやすいですね。 また、ポリエステルやアクリルなどの短繊維は丈夫なので、 なかなか脱落せずに、生地にぴったりくっついている事が多いですね この毛玉って、指でつまんでも、なかなか取れないんですよ。。。(ーー;) 毛玉が出来てしまったら・・・?
毛玉があると、見た目が悪いので、すぐにカットしてしまう方も多いと思いますが、
あまり神経質にカットするのは、良し悪しなんですよ。
クリーニング店さんでも、黙って毛玉取りまでしてくれるお店もありますが、
「毛玉もお客様の物だから、勝手に取ったりしません。」っていうお店も多いんです。
でも、これにはちゃんとした理由があるんですね。
特に冬場のセーターなんかは、気になる度に毛玉取りをしてると、
生地を傷めてしまい、服の寿命を縮めてしまう事もあるんです。
毛玉と一緒に、生地のふんわりとした風合いもすべてそぎとってしまうので、
生地はツルツルになってしまい、だんだん薄くなってしまう事もあります。
やりすぎは何事も良くないんですね!
気になる方は、オプションで毛玉取りまでしてくれるお店も多いので、
困った時は受付スタッフさんにご相談してみてください。
弊社でも、オプションメニューで550円~で毛玉取りをお受けしております。
ご家庭で毛玉取りをされる時は、市販の毛玉取り器で除去する方法や、
ブラッシング、スポンジ、ハサミ、カミソリなんかを使ったりしますよね。
個人的にはカミソリが一番早くカット出来る気がします。
でも、表面上の毛が薄くなったり、間違って生地を傷めたりしちゃいますので、
すっ~ごく、注意が必要ですね。

それならば!毛玉が出来ない、衣類の着こなしから心がけてみませんか?
着用したコートやジャケット類は必ずブラッシングをしてあげてくださいね。
毛並みを揃えるだけでなく、表面の埃落としにもなりますよ。
また、連続着用を避け、着用したら1~2日は空けて着て下さいね。
肩からバックをかけるビジネスマンさんなんかは要注意です!
擦れた部分にだけ、毛玉発生!なんてコートも多々お預かりしていますよ。
それでも出来てしまった、小さな毛玉は毛玉取り器でカット!
大きな毛玉はハサミでカット!!
(もちろん、ほどほどに・・・)
ピリング(毛玉)ができたら、見た目重視?それとも風合い重視??

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