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2022.07.19

気候とお洋服の関係

温度・湿度によるトラブル 
9月頃になると、少しずつ着用しだす秋のファッション。
流行に敏感な方は、すぐにサンダルからブーツへ靴の衣替えをしますね。
気象状況によっては、体調管理が難しい方もいらっしゃると思います。
じつは、お洋服の管理も難しい季節なんですよ。
衣替えシーズンになると、必ず起きるトラブルが「こんなシミなかったはずなのに!」って経験ありませんか?
保管前に、お洗濯・クリーニングしたにも関わらず、いざ着ようとしたら染みが浮き出ていた事はありませんか?
これは、保管中に参加して黄色くなってしまう、酸化黄変(さんかおうへん)という現象が起きています。

染みが浮き出てくる原因
染みが浮き出てくる原因には、温度・湿度の関係が大きいんです。
つまり、これだけ暑い日が続くと、お洋服は常に熱を持った状態なので、変色する可能性が高くなります。
特別な事が起こってるみたいですけど、じつは、子供の頃の遊びで経験した事があるんですよ。
白い紙に果物の汁で「へのへのもへじ」って落書きをして、熱で炙った経験はありませんか?(あぶりだしです)
じつは、その状態がお洋服にも起きてしまっているんですよ。
お洗濯・クリーニングで落ち切らなかった、繊維の奥の汚れが、気温上昇とともに表面に浮き出てきてしまい、黄色くなる。
同じ事がお洋服にも、起きているんですね。
一週間、天気の良い日が続いたと思ったら、翌週は雨続きだったり。。。
集中豪雨も、お洋服にとっては大変なんです!

衣替えは天気の良い日に
梅雨時期の衣替えが、お洋服によくないのは、知ってますよね?
これは、お洋服の中に湿気がこもってしまい、カビの原因をつくったりするからです。
なので、衣替えは天気の良い日に行いましょう!
さて、突然の集中豪雨が続くと、夏は窓を開けているご家庭も多いので、室内まで湿気を帯びてしまいます。
気付かないうちにクローゼットの中のお洋服が湿気を帯びてしまう事があるんですね。
そんな不安定な気候が続いたら、湿気を含んだお洋服が、翌日には熱を持ってしまう。
そんな日々の繰り返しだったら・・・人間でさえも体調管理が難しいのに、
お洋服は、染みが浮き出やすくなったり、変色を起こしやすい条件が整ってしまいますね。

保管時の注意点
少しでも防ぐ手段としては、クリーニング店から戻ったら、通気性の良いカバーに交換しましょうね。
ビニールのままだと、埃よけにはなるかもしれませんが、熱がこもりやすくなるので、お洋服には大敵です。
クリーニング店でかけてもらうビニールは、お家に帰るまでの埃よけなので、保管用ではないので、注意が必要ですね。
染みが浮き出てきてしまったお洋服は、染み抜きが必要ですよ。

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